協会について

20年の歩み

2014年で設立20周年を迎えた北暖協。北海道に質の高い暮らしを提供することを目的に発足し、会員の拡大や資格制度の導入、またユーザーと触れ合うセミナーをはじめ幅広い活動を展開してきた。その節目となる20年の歩みを振り返ります(会社名および役職はすべて当時)。


北海道民に安全・快適な暮らしを

北海道の暮らしをより快適に、安全に−。「質の高い住宅設備の普及を推進し、豊かな住環境の創出を目指すとともに、住宅設備業界の経営改善と技術開発、技術者の育成を行うことで、住宅設備業界の振興及び安定を図り社会に貢献すること」を目的に、北暖協は1994年6月24日に発足しました。初代理事長には宮川一男氏(北海セントラルシステム)が就任。
発足時より精力的に活動を行い、同年7月には協会組織の基盤強化の一環として未入会調査など新入会員の増強をすすめました。
翌1995年の春には、技術者育成のための各種講習会を開始。また北暖協の活動を報告する会報誌を発刊。

さらに1996年には、“ユーザーにより高い安心を”という想いから「資格認定制度」を立ち上げました。17社を資格制度ワーキング委員社とし、「住宅設備設計管理士」と「住宅設備整備士」の2つの資格を創設、28人の住宅設備設計管理士と、10人の住宅設備整備士が誕生しました。この資格制度は現在も継続しています。
2000年に高橋弘充氏(日弘ヒーティング)が2代目の理事長に就任。
同年の9月にはかべ新聞の「テクニカルインフォ」の第一号を発行。技術的新情報や経営に役立つ提案を会員各社に提供することを目的に編集。第一号から三号まで森永エンジニアリング札幌営業所の平野所長による「腐食」についての最新情報を掲載。
さらに同年の10月には社団法人北海道消費者協会と石油連盟北海道石油システムセンターの後援を得てユーザーのための「第一回住まいの暖房・換気セミナー」を開催しました。

衝撃与えたパネルヒーター放熱能力の検証

2003年11月発行の「北暖協NEWSなごみ」では「パネルヒーター放熱能力の検証に関する最終報告」を巻頭で掲載。技術委員会が中心となり2001年よりパネルヒーターの放熱能力の性能評価に取り組み、その最終報告を誌面で記載したものでした。
きっかけは「暖房温度の上昇が十分でない」というユーザーの苦情でした。国産または輸入のラジエータを一般市場から調達し、初回は工業試験場に、その後JIS測定設備を持つ北方建築総合研究所に再度測定を依頼。その結果、ヒーターの放熱能力表示に疑義がある衝撃の事実が判明しました。延べ20タイプを超すラジエータをJIS測定法で測定したところ、能力がカタログ表示の50%台の製品もあれば、100%に極めて近いものもあり、性能表示にバラつきがあることが確認されました。

北暖協は各メーカー・商社と話し合いを開始。その結果、製造メーカー・輸入商社の全社が性能表示をJIS(A4004 1998)に改めることを約束。各社は迅速にカタログの表示をJISに改訂しました。また、これまでラジエータを認定してきた財団法人ベターリビングは、北暖協から性能表示に疑義が発生しているとの指摘を受け、研究委員会を発足させ、北暖協に対し参加を要請。宮川理事長が同委員会に出席しました。
2004年4月に石原侑氏(第一セントラルシステム)が理事長に就任。
翌年3月には、北暖協が独自に北海道電力推薦「電化セントラル設備優良技術店」の認定養成講座を開催、会員36社が優良技術店として認定され、200名を超す認定店の社員がIDカードを取得しました。同養成講座は翌年も開かれました。

2006年には、畑中修氏(エコテック)が理事長に就任。
2008年4月に小林典夫氏(日和住設)が理事長に就任。
翌年3月の「北暖協NEWS」では、巻頭特集で「消費者ニーズと向き合う」を取り上げました。北海道内で高い採用率を誇るセントラル暖房に対するエンドユーザーの満足度を知るため、セントラル暖房を使用している道内のユーザーに北暖協から「戸建住宅の暖房満足度調査」としてアンケートを送付し回収。その集計結果をもとに、小林理事長が司会を務め会員の暖房設備店らが実情を交えながら話し合いました。満足度が高い一方で、正しい使用方法を理解していないユーザーが多いという課題も。また保守契約を広げていくことが今後のテーマとして挙げられました。

北海道の未来のため、より強靭な団体に

2010年4月、初代理事長だった北海セントラルシステムの宮川一男氏が理事長に就任。
10月には、旭川にある地方独立行政法人北海道立総合研究機構 北方建築総合研究所(北総研)の視察を中心とする2日間の研修を実施。「北海道の住宅を知ろう」をテーマに地方自治体としては唯一の建築研究機関である北総研にて、さまざまな実験設備を視察。中でも「外部環境シミュレータ室」では断熱性能と省エネ効果について盛んに質疑応答がありました。
また10月15日は「次世代の会 会社を継ぐ2代目たちの胸のうち」として討論会が行われ、その様子が翌年発行の北暖協NEWSに掲載されました。討論会はフランクな話し合いを記事にするため、匿名で掲載され、「不測の事態が起きたらどう対応するか」「後継者として会社の見直したい点」など本音を語り合いました。

2012年の4月、福原昭夫氏(北ガスフレアスト東)が理事長に就任。
2014年で発足より20年を迎え、北暖協は中小企業団体ならではの骨太な精神と活動力で一致団結し、暮らしから北海道の未来を明るいものにするという意識で新しい時代に向けて挑戦をはじめています。